2011/10/03

読了した書籍のエッセンス(1) フリーエージェント社会の到来/ダニエル・ピンク

久しく放置していたブログですが、今年の夏手がけた調査の過程で読んだ書籍のエッセンスの備忘録をまとめることに。かなり集中的に読んだので、忘れないうちに、でも手間をかけすぎないように、一日一冊のペースでまとめる決意。なお、順番にたいした意味はありません。

★ フリーエージェント社会の到来/ダニエル・ピンク

◆ デジタルマルクス主義: 労働者が再び生産手段を手にした
◆ フリーエージェント社会の「材料」
 ■ 個人と組織の関係の変化 組織忠誠心の減退
 ■ テクノロジーの変化 個による生産手段の奪還
 ■ 経済の繁栄
◆ 自己実現、要求のピラミッド、至高体験
 ■ 高度な技能が求められる仕事を自由に行えると、その人の自我は豊かになる
 ■ 機会と引き替えに能力を提供する
 ■ ピーターの法則とピーターアウトの法則
   -階層社会の構成員は自分の能力を超えた地位まで昇進する(ピーターの法則)
   -組織の構成員は、昇進するにつれた、次第に仕事が楽しくなくなる(ピーターアウトの法則)
◆ フリーエージェントネーションに必要なもの
 ■ 人間関係、利他的な互恵主義、第3の場所

※2002年にこの本を書いた慧眼ぶりに何より感服させられた。自分もフリーエージェントの端くれなので、読んでる間は力がわいてきたのだけれど…、読み終えた後はいささか凹んだ。巻末の解説でフリーエージェントネーションにほど遠いと嘆かれた日本社会(※解説が書かれたのは2003年)が、8年経ってさらに遠ざかっているとしか思えなかったから。今回色々勉強させてもらって、この国は大いなるチャレンジを迎えていて、それゆえのチャンスも可能性も持っていると感じたのだけれど、その一方で今しっかりしないと取り返しが付かない瀬戸際にいるということも痛感した。その日本で今読んだからこそ、これからもフリーエージェントとして、踏ん張って進んでいこう、と強く深く感じることができた。この解説を書いた玄田有史教授の著書から別の希望をいただいたので、その新しい縁結びも含めて、いい出会いとなった一冊。息子たちにもいずれ読ませたい100冊。