Forum Barrus
Eiichiro Furuta@TMR
2011/11/30
数字に不誠実であることにかけては原発村と変わらない
日本の太陽光発電市場が拡大中って本当? 最新動向と課題 - トレンド - 日経トレンディネット
2011年11月28日、こうした太陽光発電の最新市場動向について、太陽光発電協会(JPEA、代表理事・片山幹雄=シャープ社長)およびSEMI(本部:米国カリフォルニア州サンノゼ)が、報道関係者を対象に会見を開いた。これによると、日本の太陽…
『現在、太陽光発電関連で5万5000人の雇用を創出しているが、28GW(今3.6GW)の市場規模に到達した時点では44万5000人の雇用が創出できるとみられており(以下略)』って…。発電量に比例して雇用(人件費)が増えるようでは、太陽光発電だめでしょうって突っ込む人いないのか。電池を国内で増産するとは思えず。後からベトナムやカンボジアでたくさん雇用創出しましたとか言うのだろうか。リーダーに恵まれていないな、太陽光発電。
2011/11/17
読了した書籍のエッセンス(12) イノベーションとは何か(池田信夫)
目次
◆ イノベーションはどこから生まれるのか
◆ フレーミングの転換
◆ プラットフォーム競争
◆ ものづくりからアートへ
◆ 起業とファイナンス
◆ 成長のエンジン
◆ 知的財産権はイノベーションを高めるか
◆ 日本の挫折
◆ イノベーションの可能性
■ ケース1 任天堂の「水平思考」
■ ケース2 IBM-PC対クローン
■ ケース3 スティーブ・ジョブスの「自閉的」戦略
■ ケース4 ITバブルとウェブ2.0
■ ケース5 ソフトバンクのまぐれ当たり
■ ケース6 電子書籍
■ ケース7 ソニーの失敗
エッセンス1
どうすればインキュベーションに成功するかはわからないが、失敗には法則性がある。
特に…擬陽性(うまくいくと思って失敗する)と擬陰性(うまくいかないと思ってやめてしまう)の部分l。
もの(ハード)づくりの時代からソフトウェアの時代に遷移している→ソフトウェア開発は大規模な投資を必要としない→擬陰性に対して寛容になれる→イノベーションが発生する可能性が高まる
今の日本はこのスパイラルになっていない。
エッセンス2
イノベーションとはフレーミング(市場の見方)である。顧客の要望を聞いても、イノベーションは生まれない。
重要なのは仮説を立て、市場の見方を変えること。
※超が付くほどの辛口で知られるジャーナリスト、言論家(?)の池田信夫氏のイノベーション論。
出身は経済学だけれど、経済学に立脚した部分よりも、氏の豊富な知見と冷徹な評論のほうが、興味深かった。知的財産権や著作権について否定した箇所などは、最終的に言わんとすることはうなづけるのだが、その前の経済学的視点からの評価については舌足らずで、かえってわかりにくくなっていた。これを省略してしまうと、池田信夫的で無くなってしまうのだろうからいらないと言わないが、(無料のブログではなく)ちゃんと対価を払って購読しているのだから、もう少し丁寧に説明してほしい。
普段の氏のツイートをフォローしているので、私自身は「こんなことも知らないのか!」という浅学非才に対する冷徹な視線には慣れているが、そうでない他人に紹介するのを気後れさせるところがある。
この本については、もう少しきちんとまとめてみようと思う。
◆ イノベーションはどこから生まれるのか
◆ フレーミングの転換
◆ プラットフォーム競争
◆ ものづくりからアートへ
◆ 起業とファイナンス
◆ 成長のエンジン
◆ 知的財産権はイノベーションを高めるか
◆ 日本の挫折
◆ イノベーションの可能性
■ ケース1 任天堂の「水平思考」
■ ケース2 IBM-PC対クローン
■ ケース3 スティーブ・ジョブスの「自閉的」戦略
■ ケース4 ITバブルとウェブ2.0
■ ケース5 ソフトバンクのまぐれ当たり
■ ケース6 電子書籍
■ ケース7 ソニーの失敗
エッセンス1
どうすればインキュベーションに成功するかはわからないが、失敗には法則性がある。
特に…擬陽性(うまくいくと思って失敗する)と擬陰性(うまくいかないと思ってやめてしまう)の部分l。
もの(ハード)づくりの時代からソフトウェアの時代に遷移している→ソフトウェア開発は大規模な投資を必要としない→擬陰性に対して寛容になれる→イノベーションが発生する可能性が高まる
今の日本はこのスパイラルになっていない。
エッセンス2
イノベーションとはフレーミング(市場の見方)である。顧客の要望を聞いても、イノベーションは生まれない。
重要なのは仮説を立て、市場の見方を変えること。
※超が付くほどの辛口で知られるジャーナリスト、言論家(?)の池田信夫氏のイノベーション論。
出身は経済学だけれど、経済学に立脚した部分よりも、氏の豊富な知見と冷徹な評論のほうが、興味深かった。知的財産権や著作権について否定した箇所などは、最終的に言わんとすることはうなづけるのだが、その前の経済学的視点からの評価については舌足らずで、かえってわかりにくくなっていた。これを省略してしまうと、池田信夫的で無くなってしまうのだろうからいらないと言わないが、(無料のブログではなく)ちゃんと対価を払って購読しているのだから、もう少し丁寧に説明してほしい。
普段の氏のツイートをフォローしているので、私自身は「こんなことも知らないのか!」という浅学非才に対する冷徹な視線には慣れているが、そうでない他人に紹介するのを気後れさせるところがある。
この本については、もう少しきちんとまとめてみようと思う。
2011/10/20
参加したセミナーのエッセンス テーマ:「ARを活用したビジネスの可能性」
10/19 次世代サービス共創フォーラム主催のワークショップより
AR:Augmented Reality(拡張現実感)の略。スマートフォンやカメラが搭載された携帯端末を通して、見ている現実の環境(の一部)に文字や画像、映像などの電子情報を重ね合わせることで、関連する情報を付加する技術。
講演:「AR技術の現在と今後の展望」
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授 稲見昌彦教授
講演要旨
ARの研究とは、かつてマン・マシン・インタフェイスと呼ばれていた領域と重なりが大きく、機器を自分の体の一部に拡張したような感覚を得られるようにすることが手法であると同時に目標(指先に馴染んだと感じるペンのように)。
ユーザインタフェイスを考えるときに重要なのは、入力と出力を統合すること(入力に対するフィードバックが得られるインタフェイスが理想的ということと理解)。
リアリティを高めるには、認知しにくい(人にとって不得手な)ことを回避する工夫が必要。メンタルローテーションという脳内で見る角度を調整する行為が代表(回避例の代表としては、カーナビのヘッズアップ表示(進行方向を上にした表示、北を上にした表示では、南に進んでいる場合左右を反転させなければならないが、こうした調整行為がメンタルローテーションにあたる)。
現実の世界が物理法則に縛られる一方で、現実感の世界は認知科学や心理学が影響する。
物理的に見れば、音速は高速より遙かに遅いが、人は光よりも音の方がすばやく認知できる。したがって、30mぐらいまでの距離であれば、同じ距離離れた場所で発生した音と光について、音の方が遅れて受信するのに、認知し終えるのは音の方が先、という現象が起きる。3D映画の音響効果もこうした点に留意しないと、没入感を高められるのではないか。
ARで変わること
-ユビキタス→いつでも、どこでも、だれとでも
-AR→いまだけ、ここだけ、あなただけ
-空間の拡張:位置がネットに乗り、モノがUIになる
-時間の拡張:空き時間の意味を変容→調理時間中に調理時間に合わせた映像コンテンツを
配信する電子レンジ
-体験の拡張:三人称から一人称へ
ARの具体例 → Transparent Cockpit
ンピュータに映像を理解、識別させ(歩行者を認識させ警告を表示)ようとしなければ、精度のハードルは高くない。
その他にも、いわゆる光学迷彩など多くのARの具体例が紹介された。
講演:「“写真が動く!”新たな映像体験を実現するNTTコムウェアの『SmartCloud イメージベースAR』」NTTコムウェア株式会社 NTTビジネス推進本部 ビジネス企画部 スペシャリスト 兵藤雄二氏/同社 品質生産性技術本部 研究開発部 中江俊博氏
つまり、ある物理現象に対して脳の中で合成される認知結果と同じものを、脳の外で創り出して認知させることで、あたかもその物理現象が発生しているかのように思わせる、ということ。
このイメージベースARとは、写真を撮影するとその写真に紐付いた情報が提示されるという点においてはQRコードと同じだが、紐付いた写真から始まる映像と紐付けることで、あたかも写真が動き出すような錯覚を与えるというもの。
AR:Augmented Reality(拡張現実感)の略。スマートフォンやカメラが搭載された携帯端末を通して、見ている現実の環境(の一部)に文字や画像、映像などの電子情報を重ね合わせることで、関連する情報を付加する技術。
講演:「AR技術の現在と今後の展望」
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授 稲見昌彦教授
講演要旨
ARの研究とは、かつてマン・マシン・インタフェイスと呼ばれていた領域と重なりが大きく、機器を自分の体の一部に拡張したような感覚を得られるようにすることが手法であると同時に目標(指先に馴染んだと感じるペンのように)。
ユーザインタフェイスを考えるときに重要なのは、入力と出力を統合すること(入力に対するフィードバックが得られるインタフェイスが理想的ということと理解)。
リアリティを高めるには、認知しにくい(人にとって不得手な)ことを回避する工夫が必要。メンタルローテーションという脳内で見る角度を調整する行為が代表(回避例の代表としては、カーナビのヘッズアップ表示(進行方向を上にした表示、北を上にした表示では、南に進んでいる場合左右を反転させなければならないが、こうした調整行為がメンタルローテーションにあたる)。
現実の世界が物理法則に縛られる一方で、現実感の世界は認知科学や心理学が影響する。
物理的に見れば、音速は高速より遙かに遅いが、人は光よりも音の方がすばやく認知できる。したがって、30mぐらいまでの距離であれば、同じ距離離れた場所で発生した音と光について、音の方が遅れて受信するのに、認知し終えるのは音の方が先、という現象が起きる。3D映画の音響効果もこうした点に留意しないと、没入感を高められるのではないか。
ARで変わること
-ユビキタス→いつでも、どこでも、だれとでも
-AR→いまだけ、ここだけ、あなただけ
-空間の拡張:位置がネットに乗り、モノがUIになる
-時間の拡張:空き時間の意味を変容→調理時間中に調理時間に合わせた映像コンテンツを
配信する電子レンジ
-体験の拡張:三人称から一人称へ
ARの具体例 → Transparent Cockpit
ンピュータに映像を理解、識別させ(歩行者を認識させ警告を表示)ようとしなければ、精度のハードルは高くない。
その他にも、いわゆる光学迷彩など多くのARの具体例が紹介された。
講演:「“写真が動く!”新たな映像体験を実現するNTTコムウェアの『SmartCloud イメージベースAR』」NTTコムウェア株式会社 NTTビジネス推進本部 ビジネス企画部 スペシャリスト 兵藤雄二氏/同社 品質生産性技術本部 研究開発部 中江俊博氏
つまり、ある物理現象に対して脳の中で合成される認知結果と同じものを、脳の外で創り出して認知させることで、あたかもその物理現象が発生しているかのように思わせる、ということ。
このイメージベースARとは、写真を撮影するとその写真に紐付いた情報が提示されるという点においてはQRコードと同じだが、紐付いた写真から始まる映像と紐付けることで、あたかも写真が動き出すような錯覚を与えるというもの。
2011/10/13
読み終えた書籍のエッセンス(11) 東アジアにおける少子高齢化と持続可能な発展/駄田井正・原田康平・王橋
今日は国会図書館で発見して、アマゾンで中古を取り寄せた一冊。
日本と韓国と中国という興味深いサンプルの少子化について、各国の研究者が5つのテーマについてそれぞれ小論文を作成したものをまとめたという作り。
◆ 総論
■ 経済発展と少子高齢化
■ 少子高齢化の国際的背景と国内的背景
◆ 東アジアにおける少子高齢化の趨勢と推測
■ 日本の少子高齢化の現状と今後
■ 21世紀中国における少子高齢化の発展趨勢について
■ 韓国における少子高齢社会への新しい取り組みと課題
◆ 東アジアにおける少子高齢化の原因と問題点
■ 東アジアの現状
■ 中国の人口構造の変動による影響とその問題について
■ 韓国における少子高齢化の原因と問題
◆ 経済・社会・文化・教育・生活への少子高齢化の影響
■ 東アジアにおける少子高齢化がもたらす経済的影響
■ 中国の少子化が家庭と社会に与える影響について
■ 日本の高齢者に対する消費者教育の考察
◆ 少子高齢化と高齢者社会保険
■ 人口制御と素質の向上、および老後保障の強化
■ 中国の高齢化と養老保険制度の確立
■ 高齢化社会の養老サービスに果たす非営利組織の役割と意義
■ コミュニティ養老の発展に力を入れ、養老の社会化レベルを高めよう
■ 城市の65歳以上の高齢者が理想とする養老方式について
◆ 少子高齢化と持続可能な発展
■ 少子高齢化社会への対応
■ 社会の持続可能な発展と高齢者の経済活動
■ 少子化問題の解決は「おばあさん仮説」で
◆ 事例研究
■ 奄美大島における子育て応援の事例
■ 都市の老年女性の生活状況に対する調査と研究について
■ 中国高齢者住宅産業に関する考察
■ 寧波市の高齢化と社会経済の発展について
正直じっくり読み込む時間が無かったので、斜め読みなのだけれど、目に付いたメッセージをピックアップしたのが、以下のリスト。
■ 日本では労働力人口減少を生産性上昇で補えていない
■ 韓国の女性労働参加率(52.5%)は低くないが、出生率はOECD諸国の最下位。女性にとって
仕事と家庭を両立しにくい環境が要因。
■ 中国の一人っ子政策は、都市人口の増加を抑制し、農村人口の都市流入に余裕を与える
ことで、人口の都市化につながっている。
■ 「おばあさん仮説」:人類が他に例を見ない短期間で急増殖を果たしたのは、
人間の女性が繁殖能力を失った後も長期間にわたって子育てのサポート役を果たすことで、
母親の負担が軽減され、次の子供をもうける気になるからだという仮説。
姑と同居しなくなって子育て支援してもらえなくなったので、出生率が低下したというメッセージがあるが、だからといって政府が姑と同居しようキャンペーンをやったら…、いややれるはずがないな。我が国と韓国では。韓国では、いわゆる「嫁」という立場は、運動部の一年生みたいな虐げられる存在で、姑が三年なのは言わずもがな。自分がやられていやだったことはやらなければいいのにと思うが、どうも多くの人はそういう風にはできていないらしく、それは隣の国でも変わらないらしい。
中国だったら、姑と同居して子どもを増やそうキャンペーンとか真顔で取り組みそうな気がするけれど、意外とそれが中国共産党独裁体制に終止符を打つことになったりして。
余りまじめなコメントが書けるほど読み込めていないということが露呈してしまった…。
日本と韓国と中国という興味深いサンプルの少子化について、各国の研究者が5つのテーマについてそれぞれ小論文を作成したものをまとめたという作り。
◆ 総論
■ 経済発展と少子高齢化
■ 少子高齢化の国際的背景と国内的背景
◆ 東アジアにおける少子高齢化の趨勢と推測
■ 日本の少子高齢化の現状と今後
■ 21世紀中国における少子高齢化の発展趨勢について
■ 韓国における少子高齢社会への新しい取り組みと課題
◆ 東アジアにおける少子高齢化の原因と問題点
■ 東アジアの現状
■ 中国の人口構造の変動による影響とその問題について
■ 韓国における少子高齢化の原因と問題
◆ 経済・社会・文化・教育・生活への少子高齢化の影響
■ 東アジアにおける少子高齢化がもたらす経済的影響
■ 中国の少子化が家庭と社会に与える影響について
■ 日本の高齢者に対する消費者教育の考察
◆ 少子高齢化と高齢者社会保険
■ 人口制御と素質の向上、および老後保障の強化
■ 中国の高齢化と養老保険制度の確立
■ 高齢化社会の養老サービスに果たす非営利組織の役割と意義
■ コミュニティ養老の発展に力を入れ、養老の社会化レベルを高めよう
■ 城市の65歳以上の高齢者が理想とする養老方式について
◆ 少子高齢化と持続可能な発展
■ 少子高齢化社会への対応
■ 社会の持続可能な発展と高齢者の経済活動
■ 少子化問題の解決は「おばあさん仮説」で
◆ 事例研究
■ 奄美大島における子育て応援の事例
■ 都市の老年女性の生活状況に対する調査と研究について
■ 中国高齢者住宅産業に関する考察
■ 寧波市の高齢化と社会経済の発展について
正直じっくり読み込む時間が無かったので、斜め読みなのだけれど、目に付いたメッセージをピックアップしたのが、以下のリスト。
■ 日本では労働力人口減少を生産性上昇で補えていない
■ 韓国の女性労働参加率(52.5%)は低くないが、出生率はOECD諸国の最下位。女性にとって
仕事と家庭を両立しにくい環境が要因。
■ 中国の一人っ子政策は、都市人口の増加を抑制し、農村人口の都市流入に余裕を与える
ことで、人口の都市化につながっている。
■ 「おばあさん仮説」:人類が他に例を見ない短期間で急増殖を果たしたのは、
人間の女性が繁殖能力を失った後も長期間にわたって子育てのサポート役を果たすことで、
母親の負担が軽減され、次の子供をもうける気になるからだという仮説。
姑と同居しなくなって子育て支援してもらえなくなったので、出生率が低下したというメッセージがあるが、だからといって政府が姑と同居しようキャンペーンをやったら…、いややれるはずがないな。我が国と韓国では。韓国では、いわゆる「嫁」という立場は、運動部の一年生みたいな虐げられる存在で、姑が三年なのは言わずもがな。自分がやられていやだったことはやらなければいいのにと思うが、どうも多くの人はそういう風にはできていないらしく、それは隣の国でも変わらないらしい。
中国だったら、姑と同居して子どもを増やそうキャンペーンとか真顔で取り組みそうな気がするけれど、意外とそれが中国共産党独裁体制に終止符を打つことになったりして。
余りまじめなコメントが書けるほど読み込めていないということが露呈してしまった…。
2011/10/12
読了した書籍のエッセンス(10) キュレーションの時代-「つながり」の情報革命が始まる/佐々木俊尚
目次は以下の通り。
◆ プロローグ ジョゼフ・ヨアキムの物語
◆ 無数のビオトープが生まれている
◆ 背伸び記号消費の終焉
◆ 「視座にチェックインする」という新たなパラダイム
◆ キュレーションの時代
◆ 私たちはグローバルな世界とつながっていく
この目次にキーワードの説明を組み合わせれば、エッセンスになる。
ビオトープ:「生息空間」価値観が多様化かつ先鋭化してきた中で、年齢、性別、国籍、居住地などでは特定の価値観を持つ層にリーチすることができなくなってきたと著者は言う。その中で、特定の価値観を持った人々が集まる空間をビオトープと表現している。
背伸び記号消費:高級車やブランド品によって自己表現し、自己満足しようとする消費行動。車を移動用の機械と割り切る若者を草食系と揶揄する前時代的価値観を著者は厳しく指弾している。
視座:意味は字の通り。他人のもたらした情報に新しい情報を付け加えることで、新しい視座を与えることで、意味を再定義する(=セマンティック・ボーダーを組み替える)人のことを、著者はキュレーター(原意は学芸員)と呼んでいる。
少し長くなるが、引用すると…
第三者であるキュレーターが付与するコンテキストによって、視座はつねに組み替えられます。キュレーターがソーシャルメディアの中で無数に立ち上がってくればくるほど、その視座は無限に拡張されていく。それこそがセマンティック・ボーダーの組み替えにほかなりません。そして、このセマンティック・ボーダーの不安定化は「ゆらぎ」を生み出し、その「ゆらぎ」こそがセレンディピティの源泉ということなのです。
内容はよくわかるのだけれど、何となく諸手を挙げて賛同する気になれないのは、学芸員が調子に乗りすぎている博物館に対するゲンナリ感のようなものかもしれない。
有名になりたいとか、売れたいとか言った色気を抜きにしてなされた名も無き名作に光が当たることはすばらしいことだ。しかし、本人が意欲を持って企画し、丁寧に取材する一次情報の創り手の価値の尊さを忘れてはいけないとも思う。
◆ プロローグ ジョゼフ・ヨアキムの物語
◆ 無数のビオトープが生まれている
◆ 背伸び記号消費の終焉
◆ 「視座にチェックインする」という新たなパラダイム
◆ キュレーションの時代
◆ 私たちはグローバルな世界とつながっていく
この目次にキーワードの説明を組み合わせれば、エッセンスになる。
ビオトープ:「生息空間」価値観が多様化かつ先鋭化してきた中で、年齢、性別、国籍、居住地などでは特定の価値観を持つ層にリーチすることができなくなってきたと著者は言う。その中で、特定の価値観を持った人々が集まる空間をビオトープと表現している。
背伸び記号消費:高級車やブランド品によって自己表現し、自己満足しようとする消費行動。車を移動用の機械と割り切る若者を草食系と揶揄する前時代的価値観を著者は厳しく指弾している。
視座:意味は字の通り。他人のもたらした情報に新しい情報を付け加えることで、新しい視座を与えることで、意味を再定義する(=セマンティック・ボーダーを組み替える)人のことを、著者はキュレーター(原意は学芸員)と呼んでいる。
少し長くなるが、引用すると…
第三者であるキュレーターが付与するコンテキストによって、視座はつねに組み替えられます。キュレーターがソーシャルメディアの中で無数に立ち上がってくればくるほど、その視座は無限に拡張されていく。それこそがセマンティック・ボーダーの組み替えにほかなりません。そして、このセマンティック・ボーダーの不安定化は「ゆらぎ」を生み出し、その「ゆらぎ」こそがセレンディピティの源泉ということなのです。
内容はよくわかるのだけれど、何となく諸手を挙げて賛同する気になれないのは、学芸員が調子に乗りすぎている博物館に対するゲンナリ感のようなものかもしれない。
有名になりたいとか、売れたいとか言った色気を抜きにしてなされた名も無き名作に光が当たることはすばらしいことだ。しかし、本人が意欲を持って企画し、丁寧に取材する一次情報の創り手の価値の尊さを忘れてはいけないとも思う。
読了した書籍のエッセンス(9) 誰もが正社員になれる20年後がいいとは限らない/ 玄田有史
今日のは、書籍というか正確には記事。2030年の日本経済/中央公論2011年8月号に掲載された東京大学教授
にして「フリーエージェント社会の到来」で解説を書いていた玄田先生の記事。内容はインタビューをまとめた内容になっているのだけれど、氏の立場がわかりやすくまとめられている。
■ 20年後の2030年の雇用状況、今とは正反対のことが起きていると考えた
方がいい。経済全般の制度やシステムはだいたい15年くらいで寿命が
尽きるものだから。
■ 今までの「いい大学を出て…」が人生の成功だとは思えなくなったが、
それに代わるモデルが見つかっていない。
■ 誰もが正社員になれれば安心して暮らすことができるかもしれないが、
本当の意味で創造性のある社会ではないだろう。雇われて働くというだけ
じゃないものが生まれないと、この先の日本は厳しい。
■ 今の日本で深刻なのは、自営業がずっと減り続けていること。
非農林業の就業者に占める自営業者の比率は、1970年代末の14.2%以降、
一貫して減り続け、2010年には7.8%まで落ちている。今回の大震災の
ようなことが起きると、自営業を始めるのに慎重になるだろう。また、
自営業は否が応でも家族(円満な夫婦関係など)が拠り所だが、単身世帯の
増加など、家族形態の変容もあって、反転は難しいだろう。
■ 働く意識よりも環境が変わっている。かつて仕事は組織単位だったが、
今はプロジェクトベース。そうした開放性がないと、不確実な問題、不
確実な将来に対処できないから。ウイークタイズ=ゆるやかな絆が重要。
■ 雇用に関して政策的にできることは、長期失業者や大卒未内定者解消のために、
就職斡旋のプロを活用すること。日本は他の先進国に比べて失業者の
就職活動を公的に支援する人の数が圧倒的に足りていない。公的職業紹介
機関の職員は、一人あたり英独の7~10倍の失業者を担当しているが、
さらに減らそうとしている。経費削減と失業者増のどちらを取るか
考えなくてはならない。
■ 若い人たちにばかり負担を押しつける社会に決別し、今はまだ豊かな
高齢者の資産を若者に投資することで、高齢者自身の安定した老後を
保証するような新しい仕組みも必要。
にして「フリーエージェント社会の到来」で解説を書いていた玄田先生の記事。内容はインタビューをまとめた内容になっているのだけれど、氏の立場がわかりやすくまとめられている。
■ 20年後の2030年の雇用状況、今とは正反対のことが起きていると考えた
方がいい。経済全般の制度やシステムはだいたい15年くらいで寿命が
尽きるものだから。
■ 今までの「いい大学を出て…」が人生の成功だとは思えなくなったが、
それに代わるモデルが見つかっていない。
■ 誰もが正社員になれれば安心して暮らすことができるかもしれないが、
本当の意味で創造性のある社会ではないだろう。雇われて働くというだけ
じゃないものが生まれないと、この先の日本は厳しい。
■ 今の日本で深刻なのは、自営業がずっと減り続けていること。
非農林業の就業者に占める自営業者の比率は、1970年代末の14.2%以降、
一貫して減り続け、2010年には7.8%まで落ちている。今回の大震災の
ようなことが起きると、自営業を始めるのに慎重になるだろう。また、
自営業は否が応でも家族(円満な夫婦関係など)が拠り所だが、単身世帯の
増加など、家族形態の変容もあって、反転は難しいだろう。
■ 働く意識よりも環境が変わっている。かつて仕事は組織単位だったが、
今はプロジェクトベース。そうした開放性がないと、不確実な問題、不
確実な将来に対処できないから。ウイークタイズ=ゆるやかな絆が重要。
■ 雇用に関して政策的にできることは、長期失業者や大卒未内定者解消のために、
就職斡旋のプロを活用すること。日本は他の先進国に比べて失業者の
就職活動を公的に支援する人の数が圧倒的に足りていない。公的職業紹介
機関の職員は、一人あたり英独の7~10倍の失業者を担当しているが、
さらに減らそうとしている。経費削減と失業者増のどちらを取るか
考えなくてはならない。
■ 若い人たちにばかり負担を押しつける社会に決別し、今はまだ豊かな
高齢者の資産を若者に投資することで、高齢者自身の安定した老後を
保証するような新しい仕組みも必要。
2011/10/10
読了した書籍のエッセンス(8) 「デジタル教科書革命」/中村伊知哉・石戸奈々子
どうやら絶版になっているらしくアマゾンで新品が手に入らなかったので、やむなく図書館で借りることに。手元に書籍が残らないので、これまでに比べて、少し丁寧に記録。
まず、目次は下記の通り。
◆ デジタル教育が日本を救う
■ 教育の情報化に出遅れた日本/デジタル教育は日本を滅ぼす?/
近未来の授業とは/情報社会にふさわしい教育改革/
21世紀に求められる能力/日本は情報化先進国/
教育情報化政策の新展開/デジタル教科書は教科書ではない?/
学校の情報化事情/教育情報化のメリット/情報化がもたらす効率性
◆ 世界はもうここまで進んでいる
■ 世界をリードする韓国/政府主導のシンガポールと台湾/
先端を切り開くアメリカ/学校主導型のイギリス/
マゼランのポルトガル/青山小学校のデジタル授業/
ニンテンドーDSの活用/公立小学校のチャレンジ/NPO法人「CANVAS」
◆ 電子書籍端末の現在
■ 百花繚乱の情報端末/iPadの教育利用/電子書籍元年/
教育用アプリケーション/創作アプリケーション/教育クラウド
◆ 進化するデジタル教材
■ 教科書会社の戦略/デジタル教材の開発/
eラーニングとOCW(Open Course Ware))/
広がるシリアスゲーム/モバイル学習の展開/
新聞の教育利用/テレビと映画の映像教材/
配信ビジネスの現状/電子書籍戦争の勃発/教材2.0
◆ これからの課題
■ デジタル教科書の開発/普及の課題/総合的な政策/
デジタル教科書教材協議会
そして、エッセンスは以下の通り。
◆ 日本におけるデジタル教科書の導入計画
■ 日本の学校におけるPCとLANの導入状況(2010年3月末)
PC 1台あたり6.4人の生徒/普通教室の校内LAN 81.2%
■ 政府の目標: 2020年には1人1台の情報端末とデジタル教科書の導入
- 小学校706万人、中学校360万人に情報端末とデジタル教科書を
- 同じ水準を韓国は2013年に達成目標
- 「日本の教育現場のICT活用は、フィリピンやタイにも大きく劣る。
現場で使われているパソコンの性能面でも、実際の使われ方にしてもだ」
(陰山英男立命館大学教授)
- 「デジタル教科書教材協議会」は2015年に実現すべきと言っている
◆ 企業の人材採用基準
■ 経団連「新卒採用の選考にあたって重視した点」アンケート調査結果
- コミュニケーション能力 81.6%
- 主体性 60.6%
- 協調性 50.3%
- …
- 学業成績 5.4% → 企業は他の項目を重視している
◆ IT戦略本部「新たな情報通信技術戦略」
■ 情報通信技術を活用して、
- 子ども同士が教え合い学び合うなど、双方向でわかりやすい授業の実現
- 教職員の負担の軽減
- 児童生徒の情報活用能力の向上が図られるよう、情報通信技術を活用して、
21世紀にふさわりしい学校教育を実現できる環境を整える
◆ 内閣「新成長戦略」
■ 「子ども同士が教え合い、学び合う『協働教育』の実現など、教育現場(中略)
における情報通信技術の利活用によるサービスの質の改善や利便性の向上を
全国民が享受できるようにするため、光などのブロードバンドサービスの
利用を更に進める」
◆ 「学校教育の情報化に関する懇談会」
■ 文科省副大臣が発起人となって2010年4月に立ち上げ
■ 座長 慶應義塾大学 安西祐一郎教授
■ 同懇談会が発表した「教育の情報化ビジョン」(骨子)
- 「我が国の子どもたちにとって課題となっている思考力・判断力・表現力
などを育むためには、各教科において、基礎的、基本的な知識・技能を
しっかりと習得させると共に観察・実験やレポートの作成、論述といった
知識・技能を活用して行う言語活動をより充実させる必要がある。この点、
情報活用能力を育むことは、必要な情報を主体的に収集・判断・表現・
処理・編集・創造・表現し、発信・伝達できる能力などを育むことである。
また、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着とともに、知識・技能を
活用して行う言語活動の基礎となるものであり、「生きる力」に資する
ものである」
◆ 普及に向けた課題
■ デジタル教科書、教材を指導にうまく活用できない教員への対応
■ 校務の情報化による教員の自由時間創出
■ 教科書検定制度や教科書無償給与制度、著作権などの諸制度
◆ 世界の状況
■ 韓国
- 2001年から2005年にかけて、PC1台あたり生徒数5人、カリキュラムの20%
でICTを活用、毎年1/3の教員にICT研修を実施し認証制度を導入、昇進
など人事考課にも反映、デジタル教材や授業案の開発、サイバー倫理
教育の実施といった目標を掲げて推進している
■ シンガポール
- 2003年からの4年間で20億ドル、生徒一人あたり年間650ドルを投じて、
カリキュラムの30%でOCTを使う状況を実現。全国で6校を指定し、
各生徒にタブレットを配布、宿題も自宅に持ち帰ったタブレットで
実施している
※この書籍が出版された背景には、田原総一朗氏のデジタル教育を否定した書籍の出版があるようで、内容的にもデジタル教材推進派の反論本という趣きが否定できない。とはいえ、デジタル教材を使ったほうが、子どもがワクワクしながら勉強できる環境を整えられる可能性が高まるのだから、紙以外の媒体を否定する理由が理解できない。この本に対するアマゾンの書評にタブレットなど配ったら、子どもが騒いで授業にならないと書いている人がいたが、子どもがそんなワクワク感を持っている中で授業ができない教師など必要ないのではないか、と私は思う。すべての子どもに等しくワクワク感を与えることなどできないかもしれないが、それを理由に全員からその可能性を奪って、静かで退屈な授業を選ぶなど教師の考えることではなかろう。今日は少し脱線してしまったけれど、私たちがやり直したくなるような魅力的な小中学校にしてもらいたものである。
まず、目次は下記の通り。
◆ デジタル教育が日本を救う
■ 教育の情報化に出遅れた日本/デジタル教育は日本を滅ぼす?/
近未来の授業とは/情報社会にふさわしい教育改革/
21世紀に求められる能力/日本は情報化先進国/
教育情報化政策の新展開/デジタル教科書は教科書ではない?/
学校の情報化事情/教育情報化のメリット/情報化がもたらす効率性
◆ 世界はもうここまで進んでいる
■ 世界をリードする韓国/政府主導のシンガポールと台湾/
先端を切り開くアメリカ/学校主導型のイギリス/
マゼランのポルトガル/青山小学校のデジタル授業/
ニンテンドーDSの活用/公立小学校のチャレンジ/NPO法人「CANVAS」
◆ 電子書籍端末の現在
■ 百花繚乱の情報端末/iPadの教育利用/電子書籍元年/
教育用アプリケーション/創作アプリケーション/教育クラウド
◆ 進化するデジタル教材
■ 教科書会社の戦略/デジタル教材の開発/
eラーニングとOCW(Open Course Ware))/
広がるシリアスゲーム/モバイル学習の展開/
新聞の教育利用/テレビと映画の映像教材/
配信ビジネスの現状/電子書籍戦争の勃発/教材2.0
◆ これからの課題
■ デジタル教科書の開発/普及の課題/総合的な政策/
デジタル教科書教材協議会
そして、エッセンスは以下の通り。
◆ 日本におけるデジタル教科書の導入計画
■ 日本の学校におけるPCとLANの導入状況(2010年3月末)
PC 1台あたり6.4人の生徒/普通教室の校内LAN 81.2%
■ 政府の目標: 2020年には1人1台の情報端末とデジタル教科書の導入
- 小学校706万人、中学校360万人に情報端末とデジタル教科書を
- 同じ水準を韓国は2013年に達成目標
- 「日本の教育現場のICT活用は、フィリピンやタイにも大きく劣る。
現場で使われているパソコンの性能面でも、実際の使われ方にしてもだ」
(陰山英男立命館大学教授)
- 「デジタル教科書教材協議会」は2015年に実現すべきと言っている
◆ 企業の人材採用基準
■ 経団連「新卒採用の選考にあたって重視した点」アンケート調査結果
- コミュニケーション能力 81.6%
- 主体性 60.6%
- 協調性 50.3%
- …
- 学業成績 5.4% → 企業は他の項目を重視している
◆ IT戦略本部「新たな情報通信技術戦略」
■ 情報通信技術を活用して、
- 子ども同士が教え合い学び合うなど、双方向でわかりやすい授業の実現
- 教職員の負担の軽減
- 児童生徒の情報活用能力の向上が図られるよう、情報通信技術を活用して、
21世紀にふさわりしい学校教育を実現できる環境を整える
◆ 内閣「新成長戦略」
■ 「子ども同士が教え合い、学び合う『協働教育』の実現など、教育現場(中略)
における情報通信技術の利活用によるサービスの質の改善や利便性の向上を
全国民が享受できるようにするため、光などのブロードバンドサービスの
利用を更に進める」
◆ 「学校教育の情報化に関する懇談会」
■ 文科省副大臣が発起人となって2010年4月に立ち上げ
■ 座長 慶應義塾大学 安西祐一郎教授
■ 同懇談会が発表した「教育の情報化ビジョン」(骨子)
- 「我が国の子どもたちにとって課題となっている思考力・判断力・表現力
などを育むためには、各教科において、基礎的、基本的な知識・技能を
しっかりと習得させると共に観察・実験やレポートの作成、論述といった
知識・技能を活用して行う言語活動をより充実させる必要がある。この点、
情報活用能力を育むことは、必要な情報を主体的に収集・判断・表現・
処理・編集・創造・表現し、発信・伝達できる能力などを育むことである。
また、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着とともに、知識・技能を
活用して行う言語活動の基礎となるものであり、「生きる力」に資する
ものである」
◆ 普及に向けた課題
■ デジタル教科書、教材を指導にうまく活用できない教員への対応
■ 校務の情報化による教員の自由時間創出
■ 教科書検定制度や教科書無償給与制度、著作権などの諸制度
◆ 世界の状況
■ 韓国
- 2001年から2005年にかけて、PC1台あたり生徒数5人、カリキュラムの20%
でICTを活用、毎年1/3の教員にICT研修を実施し認証制度を導入、昇進
など人事考課にも反映、デジタル教材や授業案の開発、サイバー倫理
教育の実施といった目標を掲げて推進している
■ シンガポール
- 2003年からの4年間で20億ドル、生徒一人あたり年間650ドルを投じて、
カリキュラムの30%でOCTを使う状況を実現。全国で6校を指定し、
各生徒にタブレットを配布、宿題も自宅に持ち帰ったタブレットで
実施している
※この書籍が出版された背景には、田原総一朗氏のデジタル教育を否定した書籍の出版があるようで、内容的にもデジタル教材推進派の反論本という趣きが否定できない。とはいえ、デジタル教材を使ったほうが、子どもがワクワクしながら勉強できる環境を整えられる可能性が高まるのだから、紙以外の媒体を否定する理由が理解できない。この本に対するアマゾンの書評にタブレットなど配ったら、子どもが騒いで授業にならないと書いている人がいたが、子どもがそんなワクワク感を持っている中で授業ができない教師など必要ないのではないか、と私は思う。すべての子どもに等しくワクワク感を与えることなどできないかもしれないが、それを理由に全員からその可能性を奪って、静かで退屈な授業を選ぶなど教師の考えることではなかろう。今日は少し脱線してしまったけれど、私たちがやり直したくなるような魅力的な小中学校にしてもらいたものである。
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