今日は一橋大学イノベーション研究センター教授の米倉誠一郎先生の著書。一橋ビジネスレビューの編集院長にして六本木ヒルズ日本元気塾塾長をお務め。この夏直接お話を伺う機会を得たところで、6月にこの本を出されていたのを知り、拝読。内容は以下の目次に示す通り。
◆ 大震災以降の社会を構築する
■ クリティカル・マスが世界を創る/
戦後日本のパラダイム・チェンジ/視点を変えれば不利が有利に/
クレイジー・アントルプルヌアとしての西山弥太郎/
大きな時代観と楽観的進取の気象/
流れを読み、流れに乗る/来るべき時代は何か/日本におけるジャスミン革命
◆ 新しい資本主義を創る
■ 経済の本格的回復に必要なもの/もう元には戻らない/
資本主義を舐めてはいけない/
起業家とイノベーション/なぜ「創造的破壊」なのか
◆ すでに起きている未来-日本のイノベーターたち
■ 旭山動物園・小菅正夫さんのイノベーション/
栃迫篤昌さんと日本発の社会主義モデル/
日本発のアショカ・フェローの原点は心ない言葉/
日本理化工業・大山泰弘さんの軌跡と奇跡/
障害者雇用のきっかけ/障害者の戦力化/
うれしいエピソード
◆ ソーシャル・イノベーションという方法
■ 国に任せてはいられない/ユヌス博士とグラミン銀行/
貧困のない世界を創る~ソーシャル・ビジネスと新しい資本主義~/
グラミン銀行のはじまり/
グラミン銀行がニューヨークに進出した理由/ビジネスの概念を問い直せ/
ソーシャル・ビジネスで「技術と問題」をつなげば、社会問題は解決できる/
(対談)ソーシャル・ビジネスも持続可能でなければならない/
グラミン銀行のイノベーション/見慣れた現象を新しく見る力/
グラミンに駆けつけた若者から学ぶ
◆ 高校生のための社会スタディ
■ 「会社はビルじゃない」/
自己肯定感と自信/世界で共生する若者を創るために/税所君の後日談
◆ 世界から日本が消える
■ 30年前に逆戻りしてしまった日本/ワークハードからワークスマートへ/
北欧の考え方/世界はフラット/
全世界で日本の携帯電話のシェアはたったの2.9%/
トヨタの役員には外国人も女性もいない/
世界の議論に入っていけない日本/
アブダビ・マスダールシティ
◆ 世界から学ぶ
■ アイルランドに学ぶ/日本の金融はどうなるべきか/
製造業と金融業の最強組み合わせを日本から/
ソリューションが他企業:新しいものづくり/
地球へのソリューション:日本IBMに学ぶ/
日本の交渉力・外交力/山西師範大学での授業/
二階に上げて、梯子を外される
◆ 歴史に学ぶ-大隈重信の革新性
■ 志士から日本人へ:外交官大隈重信/攘夷から外交折衝へ/
隠れキリシタンという奇跡/外交課題としてのキリシタン問題/
パークスの恫喝をはねのけた大隈/貨幣悪鋳と銀貨流出/
貨幣問題は「日本ノ物」ではない/国立銀行制度をめぐる対立/外交と財政
◆ 日本のパラダイム・シフト
■ エネルギー供給・需要サイドのイノベーション/
分権化政策としての道州制/少子高齢化社会の先駆け
※日本元気塾塾長をお務めの米倉先生ですが、今年6月東日本大震災を踏まえて出版されただけあって、さらにいっそうパワフル、かつシンプルに日本復活に向けたメッセージが込められている。どちらかといえば、大学生前後の若い世代におすすめの内容。ちなみに、直接お会いした印象も同じようにパワフル。