今日取り上げるのは、ダニエル・ピンク。5冊目にして2回目の登場。
今度はモチベーションに対する考察。出版は2010年7月と比較的新しい。
目次は以下の通り。
◆ はじめに ハリー・ハーロウとエドワード・デジの直面した謎
◆ 新しいオペレーティング・システム
■ モチベーション2.0の盛衰
■ アメとムチが(たいてい)うまくいかない7つの理由
■ アメとムチがうまくいく特殊な状況
■ タイプIとタイプX
◆ <モチベーション3.0>3つの要素
■ 自律性
■ マスタリー
■ 目的
◆ タイプIのツールキット
そして、エッセンスは以下の通り。
◆ 人間のモチベーションのとらえ方の3つの世代
■ モチベーション1.0: 人間は生物的な存在のために生存のために行動する、とみなした考え方
■ モチベーション2.0: 報酬や処罰が効果的だとみなした考え方
■ モチベーション3.0: 学びたい、創造したい、世界をよくしたいという第三の動機付けもあるとみなした考え方
◆ モチベーションの分類法
■ タイプX: 活動から生じる満足感ではなく、その活動から得られる外的な報酬と結びつくタイプ
■ タイプI: 活動によってえられる外的な報酬より、活動そのものから生じる満足間と結びつくタイプ
◆ モチベーション3.0の3つの要素
■ 自律性(オートノミー):自由に好きなようにやる→ROWE(Result Only Work Environment)
■ 熟練(マスタリー):何か価値あることを上達させたいという欲求
- 自己目的的体験;自己充足的な目的による行動。つまり。活動自体が報酬にあたる
- フロー:やらなくてはならないことと、できることの相関性がぴたりと一致する/魂の酸素
- マスタリーの3つの法則 マスタリーは…(1)マインドセット(2)苦痛(3)漸近線
- 「かつては天賦の才だと思われていた多くの資質が、実は、少なくとも10年間の厳しい訓練の結果であることが判明した-」
- マスタリーを目指す自律的な人々は、非常に高い成果を上げる。
■ 目的: 自律性と熟練に背景を与えるもの
- 高邁な「目的」のためにそれを実行する人々は、さらに多くを達成できる。
- きわめて強く動機づけられた人々は、自らの欲求を、自分以外の「より大きな目的」に結びつける。
◆ 自己決定理論
■ 有能さへの欲求(need for competence:環境と効果的にかかわりながら学んでいこうとする傾向性)
■ 関係性への欲求(need for relatedness:他者やコミュニティとかかわろうとする傾向性)
■ 自律性への欲求(need for autonomy:行為を自ら起こそうとする傾向性)
※ 息子のやる気を引き出すのにも、第2世代、つまり「モノで釣る」ようなまねを繰り返してきたことに深く反省…。これも若いうちに読んでおきたかったというか、教えてほしかった内容。